年明け...今年は新年早々、身体を休めたい気持ちでいたので初日の出は狙う気力もなく、
小樽の街は雪に埋もれ空模様も芳しくはなかったので久々に寝正月を決め込もうかと考えていた...
でもね、やっぱりそういうわけにはいかないようで、車を道央道へと走らせていたんですよ、気がつけば(笑)
自分が元日に空知に向かうのは今にはじまったことではなく、
昔から空知方面の親戚の家に元日に行く習わしがありましてね...まぁ、一種の帰巣本能みたいなやつですわ^^
札幌市内は思いのほか晴れているようで岩見沢までは晴れ間も広がっていた...
しかし、「美唄 – 奈井江間吹雪事故のため通行止め」の道路情報が流れていたし、
万字の猫ちゃんがおなかすかせてないか心配なのもあって岩見沢ICで下車、途中のコンビニで猫缶を調達し、
一路、大好きな栗沢の路をちんたらと走るのが心地よかったなぁ◎
万字駅跡郵便局でお約束の再会を果たした後、昨年はうっかり拝み損なった万字、八万神社へと歩を進める...
さっきまでなんとか小康状態を保っていた空はしんしんとひたすら綿のような雪を降らせはじめた...
丸太で組んだ素朴な鳥居...
昨年は綺麗に雪掻きされていたようだったが、今年は誰ひとり訪れていないようで静まりかえっていた...
阿形
吽形
急峻な階段にはまだ参拝者の足跡はなかった...
今登ってきた階段を振り返ってみる...やはり水天宮の外人坂なみの急坂だよね...
凛とした空気が張り詰めていた...正月にふさわしい緊張感、一年間気を緩めるなよと諭されているような感じ。
ミツウマの特長でちょうど歩けるぐらいの雪の深さだった...
二礼二拍手...一礼 (ご参考までに出雲大社は二礼四拍手...一礼)
雪降り積もる、静まりゆく元日の万字神社境内でした...
OLYMPUS E-3 + ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2.0 SWD(松の標準ズーム)
撮影:2010年1月1日
空知の旧産炭地、今は静かに往時をみつめるかのような景色を目の当たりにすると、
自分の心の中に流れてくる音楽があります...
特に大夕張、シューパロ湖の流れに想いを寄せるときや、今回のような静まりかえった情景の中に身を置くときに...
モーリス・ラヴェル 『亡き王女のためのパヴァーヌ』 ... クラシックの小品の中では最も好きな曲のひとつですね^^
亡き王女のためのパヴァーヌ、鳴らしながら書いております。
お正月でクラシックというと第九くらいしか浮かばないので、新鮮です。(笑)
元旦の八万神社、雪だけが降り続くその静けさがとてもよく伝わってきます。
階段を上って行かれる時には、特長が雪を踏みしめる音だけが聞こえていたのではないでしょうか。
信仰の真摯さと素朴さを、丸太を組んだ簡素な鳥居が象徴しているかのようですね。
雪のない時に行ったことはありますが、ぜひ、雪の八万神社に行ってみたいと思いました。
閑居さん、写真やる前は車が好きで、その前はクラシック(ビールじゃない^^)が好きでした(笑)
今はゆっくり聞く時間がないのでこの手の小品ぐらいしか耳にしてませんね(^^ゞ
この曲や他には「月の光」などの印象派ピアノ曲が好きです。
本当はワーグナーとかが好きなのですが長すぎて通しで聞けないですね(^_^;)
神社は一年を通して風情ありますが、冬の雪に覆われた風景は一段と静けさが増して好きですね。
静寂な世界で雪を踏み固める音だけが耳に入ってきました!
神社関係では2年前に出雲大社をフイルム4本に収めた大作(笑)があるのですが、お蔵に眠っております。
いずれ放出いたしますのでお楽しみに!!