Archive for 2月 26th, 2010

新夢が丘を往く ~ SL重連湿原号 2010

金曜日, 2月 26th, 2010

 新夢が丘・・・湿原号写真のロケーションの中では撮影場所までの道のりが遠く登山もあるために、

 最も難易度が高い“秘境”ということになっている...

 昨年、beniさんがトライして見事な風景を切り取っていた!のもあって、

 自分的には全く違った切り取りでそこを撃ち落してみたいと構想を練っていたw

 ちなみに“新”があるのだから“旧”もあって、ふつうの「夢が丘展望台」というのがデフォルトで存在している。

 しかし、さすがは釧路湿原だけあって、メンテナンスが行き届いていないと木がすぐに成長し、

 展望台が森になって何も見えない単なる丘になってしまうサダメなのだ(爆)

 そしてご多分にもれず、新夢のほうも木が成長しているようで、

 今まで使えていたロケーションがNGとなってしまい、

 イナバ物置よろしく100人乗っても大丈夫、とはいかなくなってしまった_| ̄|〇

 今年はさらなる秘境を目指していたbeniさんも人跡未踏の地に辿りついたとしても何も見えなかったかもしれない。

 新天地へと往く路も覚束ないまま、いつのまにか今年も新夢で撮ることになったようだw

 で、秘境ということで最難関ということであったが自分的には屁でもなかったといったところだ◎

 どちらかというと、体力的なことよりは在来線が通る時間帯、時刻表のチェックが大切なことだろうか?

 雪原は音を吸収するので、列車の存在に気付きにくいので危険なんですわ(^_^;)

 その点(ダイヤ)は近くにいる筋鉄軍団に聞くと懇切丁寧に教えてくれると思う^^

 それと秘境ということで厚めの服装で行ったのが失敗で、思いのほか天気が良くって、

 陽差しが強く、全身汗だくで雪で顔を洗ったことでしょうかね(笑)

 撮影場所には今年の重連が標茶までの運行ということもあって、例年ではあり得ない数の鉄ちゃんがいた!

 ただし、偶然かもしれないが、皆、快いマニアさんばかりで、安心できる環境だった◎

 罵声や雄叫びが全く聞こえなかったのが実に清々しかった^^

 

 定刻...遠くの方から汽笛が鳴り渡り、しばしの刹那、重連が思いのほか煙を巻き上げながら現れる!

 普通、此処からは雄大な湿原を絡め、横位置で全体の雰囲気を出す構図がお約束なのだが、

 普通ではない自分は脇差(?)の100mm画角でまずは縦位置にブッタ切る(爆)...絶対に被りようないのが自慢だ(笑)

新夢が丘を往く ~ SL重連湿原号 2010 _001

 OLYMPUS E-3 + ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD(竹の望遠ズーム)

 (今回投稿の画像はクリックするとすべて拡大してご覧いただけます!)

 

 

 で、やりたかったのはコレ...高い打点からの正面突破!

新夢が丘を往く ~ SL重連湿原号 2010 _002

 

 デジボーグ(天体望遠鏡)を此処でやらかすお馬鹿さんはアタシくらいだ(爆)

 一見、この写真を見て此処が何処か?なんて証拠を残すつもりは微塵もない!

 しかし、大自然の中、この高い視点からの圧縮切り取りなんて出来る場所は限られている◎

 山の上から如何に迫力が伝わるかだけを考えた☆

新夢が丘を往く ~ SL重連湿原号 2010 _003

 

 念のため1.4倍GRテレコン外して換算1000mmにしておいた(^^ゞ

新夢が丘を往く ~ SL重連湿原号 2010 _004

 

 思いのほか煙が多くて(苦笑)、後方のカニ目がちょっと隠れてしまったけどネ^^  Goodでした~☆

新夢が丘を往く ~ SL重連湿原号 2010 _005

 OLYMPUS E-620 + BORG77EDII

 撮影:2010年2月6日

 

 ...ここで残念なお知らせ...

 先日2月21日、「太鼓のロクさん」こと、高田 緑郎さんが人生のバチを置かれた...享年94歳。

 SLニセコ号運行時に倶知安駅で太鼓を叩く姿を知ったのが自分は最近のことだった...

 1年半ほど前に倶知安駅にてお会いして、お話を伺えたことが良き思い出として残っている...

 1951年頃から国鉄倶知安機関区に勤める傍ら、旧国鉄野球部の応援を始めたそうだ。

 小柄な身長150センチの身体から力いっぱい太鼓を打ち鳴らしていた姿が印象的だった。

 相手の好プレーにもエールを送る人柄は敵味方関係なく多くの人に慕われていた。

 昨年3月に心臓病で入院したが、退院後もバチを握り、7月の都市対抗道予選で周囲の制止を振り切って

 3時間も演奏、直後に意識を失い病院に運ばれたそうだ。

 野球の応援はそれが最後となった...(2010.2.23 道新朝刊小樽後志版より)

 

 ダスヴィダーニャ、ロクさん(涙)   ご冥福をお祈りいたします。