Archive for the ‘旧産炭地’ Category

最新デジタル(OLYMPUS E-5)で写した羽幌炭坑築別坑

月曜日, 11月 22nd, 2010

 今年の3月初め、5月、そして今回と一年もしないうちに3回も訪れた羽幌。

 この地への思い入れも他の旧産炭地と同様に深い慈しみがあって、滅多やたらとシャッター切れない自分がおります。

 3月はすべてPENTAX67のネガ、5月は67のネガとポジと35mm判のネガ(野ウサギのみデジタル)...

 つまり、今まではフイルムじゃないと撮れないといった空気感を感じ、質感や情感といったところが大きく立ちはだかっているのでした。

 (3月と5月の羽幌は遺産コンテストに出そうか迷っている写真もあって、お蔵にしております^^;)

 しかし、今回、67のブローニーフイルムを持ち出しながらもメイン機材にE-5をつかってしまったのでした。

 以前はデジイチで撮ろうと思ったことのない被写体...それがブローニーフィルムに迫る質感が出せるのではと感じてしまったのです!

 既に積雪が20cmはゆうにある羽幌市街地から20kmほど山間の街跡...露出が非常にシビアでしたね...

 (今回、ミラクルな一枚も遺産コンテスト送り筆頭を考えておりますので結果が出るまでお蔵です^^;;)

 この地の巨大な廃墟となった建造物が放つ独特な空気感...カメラ的に極めてシビアな被写体ではないでしょうかね。

 

 羽幌炭鉱築別坑ホッパー棟

 OLYMPUS E-5 + ZUIKO DIGITAL 11-22mm F2.8-3.5(竹の広角ズーム)

 

 

 OLYMPUS E-5 + ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4.0(松の超広角ズーム)

 

 

 取り残された発電所跡...

 OLYMPUS E-5 + LEICA D VARIO-ELMARIT 14-50㎜ F2.8-3.5

 

 

 OLYMPUS E-5 + ZUIKO DIGITAL 11-22mm F2.8-3.5(竹の広角ズーム)

 撮影:2010年11月19日

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 通常のISO感度で写す分にはE-5がベストな選択枝のひとつです◎ 超高感度の写真が必要な人用にはサブ機(K-5とか)をww

 E-5の弱点は超高感度くらいじゃないだろうか?

 

 「発売後に評価が一変、カメラ通が認めたオリンパス「E-5」の底力とは?

 

万字線 – 朝日駅 – 4110型蒸気機関車2号機(豆タンク)

火曜日, 11月 9th, 2010

 今年の春 桜と絡めた豆タン^^

4110型蒸気機関車2号機

 PENTAX 67II + smc PENTAX67 45mm F4 + KODAK PROFESSIONAL EKTACHROME Film E100VS

 撮影:2010年5月18日

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旭沢橋梁(三菱大夕張鉄道5号鉄橋)

金曜日, 11月 5th, 2010

 旭沢橋梁の神がかり的に美しい紅葉に魅せられたのが2年前の秋。

 今年もその超絶的紅葉を楽しみにしていたのだが、例の酷暑ゆえに残念な秋を過ごし冬を迎える...

 ちなみに、去年の紅葉もそれほどには染まらなかった。

 しかし、今年よりはずっとまともだったと記憶しているところである...

 

 2009年の旭沢橋梁の秋・紅葉 ... 67判リバーサルフィルム・FUJICHROME Velvia 50 が染めた秋

 PENTAX 67II + smc PENTAX67 45mm F4 + 富士フイルム FUJICHROME Velvia 50

 撮影:2009年10月14日

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 2年前、2008年秋の神がかり的な奇跡の紅葉 ~ デジタルリマスター版!

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初夏の美唄炭鉱情景

日曜日, 10月 31st, 2010

 これから季節は冬に向かおうとしているのにどさくさにまぎれて初夏の情景を。

 今年の鉄路展に出した絵もあるんだけど今一度ごゆっくりご覧ください^^

 

 三菱美唄炭鉱立坑巻揚櫓の初夏、長閑な午後~夕暮れ前のゆったりした風景。

 このとき今年が記録的な酷暑になるだろうとは想像だにしてなかった...

 

 

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万字 ~ 二代目「英橋(はなぶさばし)」

木曜日, 10月 28th, 2010

 えー、2年前の蔵出しお写真です。

 先日の写真展『まちの記憶−手宮線がつないだもの−』に出展した作品と云うことで...

 

 二代目 英橋

 万字の炭鉱マンたちが家から仕事場である炭鉱に向かうときの通り道・近道としてつかわれた重要な橋。

 ちなみに初代は吊り橋で現存しない。

 昭和12(1937)年、ポンネベツ川に架けられた全長約80m、幅約5mの鉄筋造。

 このコンクリートの二代目は、両端に花の形した電燈を飾り、洒落たデザインで、 まちの“誇り”であった。

 冬は積雪の多い地域ゆえ、橋の中心が雪で盛り上がり通行人が滑って橋から落ちないよう、

 住民総出で雪掻きが行われるのが冬の風物詩だったと云う。

 現在は、道路拡張のため、三代目英橋((昭和44(1969)年完成 その7年後、万字炭鉱は閉山した))に架け替えられたが、

 その下(横)でまちの“誇り”は、ひっそりと惰眠を貪っている...

 

 谷底に吸い込まれそうだ!

 

 

 写真展出展作品

 この時がミツウマさんの「特長」初出陣で大活躍!! まったくもって冷たい思いも危ない思いもすることはなかった^^

 

 

 真下から見上げた二代目と三代目。目の錯覚で低いはずの二代目の方が三代目よりも高く聳えているかのように見える!!

 

 

 鉄塔が流行っているようで鉄塔ではないけど類似性のある橋脚をば下から覗き見上げてみるww

 

 OLYMPUS E-3 + ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4.0(松の超広角ズーム)

 撮影:2008年11月29日

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 この日はこのあと、万字猫を写し、三笠~幌内変電所・幌内神社を写してから小樽に戻って「ちまちま展」を撮影したという強行軍だった(^_^;)

 ちなみに、続編もあります!! いつUPできるかわかんないけど(爆)

 集落や万字猫、そしてポジ(PROVIA 100F)で写した情景も^^◎...