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路地裏寫眞館 ~人の行く裏に道あり花の山~

銀塩写真による街撮りをメインに(するはずが)最新鋭デジタル機材もつかまされたり(爆)ただただ愛しきものを探して彷徨い歩く小樽人の備忘録

岩内まつりの日の町並み

2015年8月8日(立秋)撮影

 

盃の海岸線をあとに岩内へと向かう。花火大会開始までは時間が潤沢にあった。徒然なるままに町を散策しながら、目に映る光景を肩の力を抜いてゆる~く写した。一本勝負をしている時とは対照的な落ち着いた気持ちでの街撮りも悪くない^^ 懐古趣味なDfに最新ではない(やや古い)MFレンズがユルさに拍車を掛ける! たまにヘリコイドを回してみるのも奥ゆかしい。あの感触はやはり撮影の面白みの要素だ! 実は岩内の町なかを歩いたのは初めてだった! この町は道の駅に立ち寄ることがあるかくらいの通過点がほとんどだった。とはいえ、特別古い町並みがあるわけでもない。どちらかというと、撮りづらい部類かもしれない。既知の情報ではこの町は隣の村の発電所の恩恵で財政が豊かだと聞いていたのだが、どうにも怪しいと感じるくらいに町は寂れていた。鉄路はとうの昔に絶たれ、フェリー航路でさえ廃止されてしまっている。港から通ずる道路までヒビ割れしたところから雑草が容赦なく生い茂っている。人口は減少の一途を辿っている。どこをどう見ても栄えているとは言い難い。一方、お祭り会場はそれなりに人が集まって賑わっていた。ただ、破茶滅茶に騒々しいこともなく、変な言い方かもしれないが、節度ある賑わい方をしていた。ゴミステーションが会場に用意され、そこで誰もが当然に分別して周りにゴミが落ちていないことが極めて印象的、好印象だった!! どこからともなく現れる下品な輩も存在せず、車での渋滞もなく、帰宅時も何ら混乱はなかったのもたいへん良かったと記しておこう!!

町を歩きながら西日からの斜光を浴び、徐々に夕陽に移ろいゆく光と影は実に美しかった。色合いが青から橙色に移ろうひと時が古きを偲ぶかのごとく、ノスタルジックな気持ちにさせてくれた。

 

 

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