第五十六回フィルム一本勝負(銭函)
当写真サイトの記念すべきアルバム一頁目を飾るのは、第五十六回フィルム一本勝負(銭函)…運河プラザ参番庫写真展用作品本番撮り! 撮影からしばらく時間が経過しておりますが、やはりフイルム写真の面白さを伝えたいということで、紹介させていただきます^^ この時はメンバーが各々小樽市内のJR各駅を担当するというバラエティー豊かな企画で、アタシは本来苦手だった銭函を担当しました。が、いつの間にか苦手意識もなくなり、銭函の市街地を愉しめるようになれたのかと思ってますね^^ 夏が終わり秋の足音が聞こえてきそうな銭函の街の景色をお楽しみくださいませ☆
2013年9月14日撮影
Nikon F5 + Ai Micro-Nikkor 55/3.5(通称:悪魔くん)
AGFA VISTA400 現像プリント&データCD by 小樽写真販売
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※フイルム一本勝負とは(定義 by 世話人)
普段デジタルばかりで写していたブロガー数名が、ふとデジタルを離れ銀塩フィルムに勝負を挑んだことから、「フィルム一本勝負」は始まった。制限時間内に、あるエリアで、写真を写す。しかし、そこで使えるのはフィルム一本、レンズも一本だけ(もちろんカメラも一台)。一本撮り切ったフィルムは即現像、プリント。出来上がった写真を持ってすぐに「写真を見る会」を開催。その間に写真のセレクトは一切無し。インデックスも含めて撮影順に一本まるまる曝け出すことが原則である。(基本的に「写真を見る会」は、居酒屋等で行われ、写真を肴においしいお酒を飲む。ことも一つの目的である。) さらに後日、各々ブログにインデックスも含めて写真をアップして、もう一度楽しむ。これがフィルム一本勝負である。一本勝負というからには、勝負の相手がいるわけであるが、それはシャッターを押す自分自身であり、勝負の結果も一番よく分かるのは自分である。普段使っているデジタルカメラと違い、気に入らないカットを消去することもできず、そのまま曝け出さなければならない。しかも時間軸で見えるため、どんな風に撮影者の目が変わっていったのか、どこで試行錯誤があったのか、すべて見えてしまう。逆に撮影するときにも、フィルムであるから枚数の制約があり、デジタルのように結果も確認できず、あとで見られることも意識するから一枚一枚がかなりのプレッシャーとなる。これこそ一本勝負の醍醐味である。
脚注(文責 by 発行人):
”写真を見る会”は今では”茶漬けを回す会”と思われているがレッキとした「写真鑑賞会」であるww
鑑賞会が行わる居酒屋はチェーン店ではなく昔から地元に親しまれている料理屋でなければならない。
現像の待ち時間は、やはり地元に昔から親しまれているマスターが居るカフェで過ごすのが公式ルールである。
フイルムの現像・プリントは地元の腕の良い職人がいる写真店でなければならない(小樽では「小樽写真販売」)。
小樽の文化発祥は路地裏にありというのが持論でありまして、そこをデジタルカメラではなく、敢えて銀塩フイルムで切り取ることでノスタルジックな質感を強く出すことが可能であり、(昭和な人なら)誰もがかつて目にしていた懐かしい情景が如実に伝わるのではないか、そして、そこから見落としていた街が蘇るものだと信じております。街を活気づけるようなドラスティックな変化は路地裏から発生するんだよ、と北叟笑むのでございます。